ある日突然、嫌いなものが食べれるように

人はある日突然、嫌いなものが食べられるようになったりすることがあります。これは味覚というものが絶対的なものではなく、先入観や感情などのものが入っているということがあります。そして体の変化・体調などもこれに関わってくることも明らかです。体の具合が良くない時に大好物を食べてもそれほど美味しいとは感じないということは誰しも経験したことがあるはずです。逆に物凄くお腹が減っていて、何でもいいから食べたいという時にはどんな物を食べても美味しいと感じたということもあるでしょう。こうしたことからも味覚は気分や体調によって大きく関わってくるものであるということが分かります。

そして、特に味覚に影響を与えると考えられるのが先入観です。いわゆる食べず嫌いというのもこれに起因することが良くあります。食べてみると意外に美味しかったということはあるのですが、嫌な思いをするぐらいであれば食べたくないという感情があるので、なかなか食べることをしなくなります。これは人の本能に関わってくるので、なかなかこの感情を抑えることが出来ないわけです。体に悪いものを食べないようにするというのは人が本来持っている防御能力の一つです。まずいというのは人の体に害があると体が反応している事ですから、これに逆らって食べる事はなかなか人は出来ないわけです。食べたとしても吐き出してしまう事になるぐらいのこの人の防御能力は高いものがあります。

特にこの防御能力が高いのは子供です。子供は味覚がとても敏感で体に良くないと判断できるものはすぐに判断できるようになっています。これも免疫機能が成長していない子供の本能によるものなのかもしれません。逆に大人は味覚が鈍感になっていっています。これは味覚が鈍くなっていて苦いとはまずいと判断するセンサーが衰えてきているからです。そのためこれまでは美味しくないと感じていたものが美味しいと感じる様になったりします。よくある日突然に嫌いなものが食べられるようになったということがありますが、これが大人の場合は単に嫌いだったから食べてこなかったのですが、何かの時に食べてみると苦みを感じる味覚センサーが衰えていたので、美味しく感じるようになったというだけの事だったりします。この場合は先入観とかいう事ではなく、単に舌が衰えたというだけの事です。残念ながら人は歳を重ねるとさまざまな機能が衰えていくので、それが味覚というところにも出でくるということです。とはいえ、美味しく食べることが出来る物が多くなるということは、飽食の今の時代では良い事かもしれません。

子供の場合は先入観が味覚に大きく関わっているので、この先入観を変えていくことが必要になります。その時にしてはいけないのは無理やりに食べさせるということです。これをすると、無理やりに食べさせられたという悪いイメージが加わるので、さらに食べなくなるという悪循環に陥る事もあります。最も良いのは子供が自ら食べるように仕向けることです。例えば周りの人がとても美味しく食べているという状況を作り出します。すると子供は自分も美味しく食べられるのではないか、美味しくないのは自分の勘違いではないのかという事を考えるようになる事があります。特に良いのは同じ年代の子供たちが一緒に楽しく食べるようにすることです。子供は実は負けず嫌いで、周りが美味しく食べているのに、自分が食べられないという状況は気に入りません。ですから、自分も食べようとします。この時には先入観が周りの子供たちが食べているということの方に気を取られているので、邪魔をしないというわけです。そして、美味しく食べられるとそれが記憶に残り、その日から問題なく食べる事が出来るようになるわけです。

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